アミノ酸の基礎知識。

肌のきれいな女性

アミノ酸は、ダイエットなどの効果が期待され、人気のサプリメントで、今やシャンプーにも配合されています。
アミノ酸は、構造や配列の違いで多くの種類がありますが、特に重要な必須アミノ酸はしっかりと摂取するようにしましょう。
各社からアミノ酸の飲料やサプリメントが販売されていますので、これらを利用してアミノ酸の摂取量を高めと、疲労回復や筋肉の増強にも役立ちます。

アミノ酸に対する大きな誤解。

アミノ酸は、あなたの肌や筋肉・内臓を作っている、とても大事な栄養素ですが、皆さんはこんな誤解をしていませんか?

  • ダイエットの為の栄養素。
  • 野菜をしっかり食べれば、アミノ酸は摂取できる。
  • アミノ酸よりも、ビタミンの方が大事な栄養素。

アミノ酸は、ビタミンよりも重要な栄養素ですし、野菜だけでは十分な量は摂取できません。
ダイエットに効果はあるのですが、もっと驚くべき効果が隠されていますので、当サイトでしっかりと学んで下さいね。

アミノ酸とは?

少し大げさですが、人間を作っている栄養素と言っても良いでしょう。

正確に言いますと、人間を構成している、肌・内臓・骨・血液・ホルモン・神経物質・遺伝子(DNA)などは、20種類のアミノ酸が組み合わさり、たんぱく質となって作られています。

肌や内臓・血液は常に新しい物が作られ、古いものと入れ替わりますから、これらの材料となるアミノ酸が不足すると、様々な悪影響が出ることは容易に想像がつきますね。

20種類のアミノ酸

私たちの体を作っている20種類のアミノ酸をもう少し詳しく解説します。 大きく区分すると下記の2つのグループに分かれます。

       

必須アミノ酸(9種類)
体内で合成できないので、必ず食事から摂取する必要がある。

       

非必須アミノ酸(11種類)
体内で合成する事が可能です。(不要という意味ではありません。)

       
アミノ酸リスト

アミノ酸の効果

体を作るために、アミノ酸が不可欠であることはお分かり頂けたと思いますが、ここでは、ダイエットや美容への有効性など、様々な効果を紹介します。

美しい肌を作ります。

「美肌」と呼ばれるお肌は、みずみずしく、弾力とハリのある、まるで赤ちゃんのような肌をいいますね。

肌には、天然の保湿成分が入っているのですが、これはアミノ酸を主成分として作り出されているものです。
また、弾力とハリを保つ成分(コラーゲンなど)を作り出すためにも欠かせません。

燃焼系アミノ酸が、ダイエットを助けます。

燃焼系アミノ酸と言う言葉を聞いたことがある方は多いと思います。
文字のとおり、脂肪を燃焼させる働きが期待出来るのです。

他にも、脂肪分解酵素(リパーゼ)を活性化させる働きがありますので、運動時に摂取することで、効果的なダイエットをすることが出来るとされています。

疲労回復を助けます。

運動直後や就寝前に摂取することで、疲労が溜まった筋肉の回復を早めたり、筋肉痛を軽減することが言われています。

また、運動中に摂取することで、スタミナ維持にも効果があると報告されています。

頭脳に働きます。

頭脳への栄養素というと、DHAを想像するのではないでしょうか。
実は、アミノ酸にも、脳内の神経細胞を作るために重要な栄養素なのです。

人間の脳は、年齢を重ねていくうちに、記憶力が低下するなど衰えていきますが、しっかりと摂取することによって、神経細胞が正常に保たれ、記憶力の低下や、集中力の向上などの効果が報告されています。

筋力増強を助けます。

筋力トレーニングは、筋肉細胞を一度破壊し、回復するときに以前に増して強くなる人間の習性を利用したものです。

筋肉を作っているたんぱく質は、必須アミノ酸であるロイシン、イソロイシン、バリンの3種類が元となっています。
(これらは、BCAAと呼ばれています。)

破壊された筋細胞が再び回復しているときに、筋肉組織の成分となるBCAAを多く摂取することで、効率的な筋力トレーニングをすることが出来ます。

BCAAとは?

アミノ酸を深く勉強していくと、BCAAという言葉が出てきます。
BCAA(Branched Chain Amino Acid)は化学構造式から分岐鎖アミノ酸と呼ばれる特別な存在で、下記の3種類を総称したものです。

  • ロイシン
  • イソロイシン
  • バリン

BCAAは、筋肉組織の素材となるもので、上記の効果で記載していますように、スポーツ時(運動直後30分以内がベスト)に摂取することで、筋肉増強や、疲労回復に役立つことがいわれています。

アミノ酸(たんぱく質)を多く含む食品

たんぱく質は、動物性の食品に多く含まれています。
たんぱく質が体内で消化する過程で、アミノ酸に分解されます。

食品名 100mgあたりに含まれるたんぱく質含有量表
サンマ 24.9g
スルメイカ 24.1g
うなぎの蒲焼 23.0g
鶏ささみ 24.6g
豚ヒレ肉 22.7g
牛ヒレ肉 21.3g
マグロの刺身 26.4g

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