アミノ酸が不足すると
約20種類のアミノ酸は、人間が生きていく上で必ず必要とされています。
不足すると、様々な不調をきたすことがいわれています。
そもそもアミノ酸は不足するのか?
毎日、健康な食生活を送っている方でも、アミノ酸は不足する可能性はあります。
アミノ酸の基礎知識のページでご説明したとおり、必須アミノ酸は、体内で合成することは出来ず、食品から摂らなくてはなりません。
必須アミノ酸は9種類が存在しますが、 種類によってその働きも違います。
(参照:必須アミノ酸の効果)
しかしながら、これらは体内で一定のバランスで利用されるため、どれか1つでも不足していると、他のアミノ酸を大量に摂取しても充分に利用されなくなってしまうことがいわれています。
アミノ酸が不足すると、どうなるのか?
これまでの普段の生活の中で、アミノ酸が不足しているとはっきり認識したことがある方は少ないかと思います。
しかし、「疲れが取れない」、「寝つきが悪い」、「髪がパサパサする」、「肌荒れが気になる」など、このような不調を感じたことがある方は殆どだと思います。
こういった症状のときには、必須アミノ酸、非必須アミノ酸が不足している可能性があるかもしれません。
アミノ酸は細胞など、体を構成する材料となるものです。
これらの材料は絶えず生まれ変わりを行っていますが、アミノ酸が不足することに伴って、古い材料をそのまま使用して、細胞などを作ってしまうことになります。
これによって肌荒れを生じたり、肝機能が低下したりするなど、様々な不調をきたすこととなってしまいます。
アミノ酸が不足した場合には、上記のとおり様々な症状を招くこととなりますが、アミノ酸は体を構成する元となるものです。
最も極端なことをいえば、生きていけなくなってしまいます。
アミノ酸の過剰摂取は?
アミノ酸が欠乏した場合は、上記にご説明した不調をきたしますが、逆に摂りすぎた場合はどうなるのでしょうか。
今現在では、厚生労働省などの文献には1日当りの目安量などの記載はありませんが、特定の病気をお持ちの方は症状を悪化させる可能性があることがいわれています。
したがって、アミノ酸を大量に摂る必要がある場合には、医師との相談の上に服用することをお勧めいたします。